こちらも第10回ウディコン作品。お店を維持するのは大変?
フロースラントの魔法屋さん 作品ページ
Ver.1.1.1でプレイ
始めに
お店経営系。
3年間の学生生活にて、お店維持費を毎月支払いつつ半年に1回の定期試験をパスし続けるゲームとなっております。
アトリエのゲームと評されているのを見たりしますが、自分はアトリエシリーズを全く触ったことがありません。
経営系は面倒くささが先に立ってあまり食指が動かないのですが、それでもやってみる気が起きるのはこういうコンテストの利点かなあと勝手に思っています。
早速起動してみると16:9の綺麗な画面に、おーいいなと思うわけです。立ち絵もオリジナルですしUIも分かりやすい。
画像音声部門で同率1位にも納得の出来ですねこれは。
実はコンテスト結果発表前に自分がプレイした中ではこれが総合順位高そうだなーと感じていたんですが、総合結果は8位で今回レベル高いなと正直びっくりしました(といってもお盆の時期でPC環境が無く、4つしか結果発表前にクリア出来なかった)
なかなか難しい
さて、以下は難易度ハードでの感想です。(リリース当初はハード相当の難易度しか無く、アプデにてイージー等が追加されたそうなのでじゃあハードでいいかと)
ゲームの基本的な流れは
・冒険者に依頼(お金を払って素材採取)
・素材を商品にして売る
これをこなし、毎月の維持費10Gを残しつつ、新しい商品を開発して錬金レベルを上げて試験にパスするというものです。
で、このゲーム可愛らしい見た目に反して難易度が高いです(特に序盤)。
採取にも商品作成にも時間がかかりますし適当にやってると維持費が払えなくて死にます。
25日に必ず来てくれる商人の後に調子にのって依頼をしてしまい維持費が払えなくて死にます。
日付を忘れてて維持費を忘れて死にます。
お前が維持費忘れてるだけじゃねえかってのは置いときまして、じゃあ何が難しい要因なのかというと商品の売れる機会の少なさかなあと。
商品を買ってくれるのは素材採取に行く冒険者4人と毎月25日に来てくれる商人のみとなります。
25日に必ず来てくれる商人はいいのですが、冒険者は採取に行かず待機しているときにしか買いに来てくれません。
更にこちらが商品開発中も来てくれません。
更に来てくれたとしても相手が望む商品でなければ売れません。
そして冒険者がある程度お金と友好度を持っていないと買いに来てもくれません。
なので最初に依頼を連打して冒険者にお金と友好度とレベルをばらまき、取ってきてもらった素材で商品を開発し、お金も素材も無くなり身動きが取れない状況でやっと来てくれる冒険者に商品を売ってそのお金でまた依頼をし、25日の商人に余った商品を売りつけて何とか維持費+依頼費を絞り出すというプレイに序盤はなってしまう・・・しまわない?
借金ではないものの自転車操業の見本のようなこの状況を何とか維持することができれば、冒険者レベルが上がることの恩恵(待機中に所持金+、採取量倍増)を受けて徐々に経営が上向いてきます。
そして気づけば貯まっている友好度。
後半も後半で新商品開発のための依頼費がまともに払える額ではなくなってくるので、最後には友好度を使ったトモダチ作戦へと舵を切っていき冒険者と経営者の関係は遂に危険な領域へと突入する・・・
終わりに
3年間という間ですが半期ごとの試験、冒険者レベル50、100の区切りと短期的な目標もありますので方針で途方に暮れることがあまりないのもいいところ。
序盤はきついながらも中~終盤での幅広い選択肢を受け入れてくれるゲームバランスも良く出来ているなあと。すごく面白かったです。